制作:Shirota |
■ANシリーズ 導入編MSI/S/Pに標準装備の一つANシリーズですが、これはいわゆるバーチャルアナログ音源、つまりアナログシンセをPCの演算能力を使い、その仕組みと動作をシミュレートしたものです。アナログシンセを模したものなので、アナログシンセの知識など多少必要ですが、うまく使うことができればサンプラーなどのPCM音源では出来ないような音色変化などが期待できます。 ■仕組みというか構成 アナログシンセを模したものとはいえ、現代のPCMシンセのほとんどはアナログシンセの発想の延長上にあるような感じなので、ある程度シンセの音色エディット経験があれば、それほど難しくはありません。大きな違いといえば、PCM音源は大本の音源としてサンプリングされた音データを使いますが、アナログシンセは電気的に信号を発生させているという違いです。つまり、サンプリング音の変わりにサイン波やノコギリ波を使用しているといってもいいでしょう。 ■手っ取り早く知りたい人のためにまずは手早くANシリーズの真意を知るために、なるべく「素の状態」にしましょう。 |
さて、気に入った音色になりましたら次へいってみましょう。 |
■オシレータでは出せない音色 AMとFMAN-01M、AN-01P(以下AN-01*と呼びます)には、オシレータから出力された音を、さらに変化させることが出来ます。 ■音量を決める大抵のシンセではエンベロープと呼ばれる項目です。 ■さらに音色変化と、全体的な設定AN-01*にはLPFという、鳴っている音のうち低い方だけを通すフィルタが最終的な段で使うことが出来ます。 ■最後にさて、MSI/S/P付属のAN-01*ですが、アナログシンセのお手本のようなつくりをしていますが、 |