MSI(とはあまり関係ない)Tips集 - 製作の色々など2004/04/24 Shirota@EurasiaDream |
・イコライザに頼り過ぎない標準的なコンソールのフェーダがコンプ・EQのノブより大きい理由を考えよう。次へ続く。 ・まずは音量。最後にも音量。結局はミックスは音量バランスから初めて、最後に音量の微調整になる。 ・"大きな"ディレイは設定よりも新しいトラックに任意のタイミングでディレイタイムの計算や準備に時間を掛けるよりもすばやく出来る可能性がある。また、トラックを消費する分多彩な効果を掛けやすくなることも。 ・隠し味のディストーション古くからの手だが、ごく微妙に掛けてやると音抜けが良くなったりする。「微妙」なのだから繊細な音にも十分に使える。 ・隠し味のモジュレーションこれも古くからの手だけど、音の太さを強調したり出来る。が、位相をいじくるので音抜けには十分注意。 ・ときには大ざっぱに個人的には、あまり神経質になっても無意味なものが多いと思う。時間の節約が優先されることもあるけど、なげやり・やっつけにならない程度に。 ・チープな音にも五分の魂なんでもかんでも音がふとけりゃいいわけじゃない。ときにはその音の太さがアレンジの中で悪さをすることもある。 ・すべては相対的完全に数値化されたデジタルの中でも数値が複数存在する以上、相対はありうる。要はそれ以上何かしらの理由でそのトラックの音量がそれ以上挙げられないなら他の音量を下げるだけ。EQも同じ。 ・エフェクトの掛け方は基本的に両極端だと思う。はっきり効果を狙うか、もしくは微妙な量での絶大な効果を狙うかになると思う。 ・一つのモニタでも複数のミックスが出来る例えば、ミックスの最中でスピーカからの音量を絞ってみよう。また大きくしたりなど。新しい発見があるはずだ。リファレンス用と称してラジカセやテンエムを買う気がなくなるかもしれない。その浮いた金で他の有効な用途に使えばいい。 ・全ての機能を駆使する必要は無い同義語に「手段のために目的を選ばない」が当てはまるかもしれない。ポン付けの状態が最適なことだってある。素材をあまり弄くらないという精神にも適合する。 ・人体にもキャリブレーションなにも危険なことをするわけじゃないのでご安心を。たとえば、ミキシング中に一休みして、ジャンルなどにも関係なくいろいろCDなどを聞く。で、ミックス中の曲も聴いてみる。それを人は「気晴らし」もしくは「現実逃避」と呼ぶ。 ・ルーティングにルールは無い定石は確かにある、が、とりあえずいろいろと遊んでみよう。 ・PCベースならPCの管理も完璧に出来るように常に部屋の中は片付けておいて、道具と資料も所定の位置にしておけということ(これはあくまでもたとえ話)。「道具」がトラブっても自分の責任。なんならISO取得を目指すぐらいに。でも、それが趣味・実作業にならないように。手段のために(ry と近いものがある。 ・あまりケチらないように別に機材購入に限った話ではない。不必要に頭と時間(お金も)を使わないこと。そして、機材購入に関してはくれぐれも破産しないように。ご利用は計画的に、ってことだね(それはエフェクトにも当てはまる)。 ・エフェクトは頼るものでなく活用するもの読んで字の如し。無意味なエフェクトは音を悪くするだけ。また、ソフトウェアベースならCPUを浪費するだけ。ミキサならバスを消費するだけ。 ・「自分ルール」に縛られないこと全ての作業や素材、パートなどに「やっておけばいいこと」、「やればだめなこと」、「どっちでもいいこと」と評価、価値付けをするのは良いことだし、自分なりの定石や持ち味作りは確かに大事なことだ。が、案外世の中の常識よりも自分の常識に縛られやすいものだ。無論、他人に「自分ルール」を強制してはならない。 ・物覚えが悪いと損をする本人談。おとなしくメモをとろう。が、あまりメモに頼っていると、今度はそれを探すのに一苦労する。やっぱり整理整頓か。 ・ある程度以上機材がまとまったなら一度は全部バラす意外と無駄があるものかもしれない。また、まだまだ余裕があるのが再発見できるかもしれない。極性あわせしたい人はいい機会だ。まぁ、計画的に機材を追加してる人には無縁の話かも。 ・スペック・神話を信用しない。スペックが素晴らしいからといって音まで素晴らしいとは限らない、しかし、神話も常に素晴らしい結果を生むとは限らない。機材なら自分にあったものを選ぼう。もちろん、一度は現物を見て触っていじくってみよう。なにも否定しているわけではないし、否定する要素もまだ無いのは確かだから。 ・むやみやたらと他人を否定しないむしろ認めよう。喧嘩、ゴタゴタ、ケガ、空中分解のモトだ。が、明らかに違ってる場合…(その後の結果は保証しない)。 ・もっと勉強・経験しよう(1)堅苦しく考えることは無い。遊んでいるうちに学ぶこともある。が、遊びすぎないこと。 ・もっと勉強・経験しよう(2)結果的に自分は回路図の一つも読むことも書くことも出来なかったけど、アナログオーディオにさらっと触れたときにデシベルとかインピーダンスとか分かりやすく学ぶことが出来た。アナログオーディオに限った話じゃないけど…。 ・もっと勉強・経験しよう(3)「嫌い・苦手なジャンル」はなるべく今より少なくしよう。これ以上は省略。 ・音"楽"なのだからもっと楽しもう(1)でも決して「らく」してはならない。 ・音"楽"なのだからもっと楽しもう(2)あまり苦しんでるとイヤになっちゃうよ?自分なりの楽しみ方でいいじゃん。 ・音"楽"なのだからもっと楽しもう(3)ふと受け手になると意外な発見もある。「このCMの曲凝ってるなぁ」とか。 |