TOP > 「トラック初期化情報の挿入」について
制作したMIDIデータをSMFで保存する際、音色などの設定をトラック内にイベントとして埋め込んでおかないと、保存したSMFを読み込んだ際に音色等が再現されない(全てのトラックがピアノ音色で鳴る、など)ということが起こります。配布用の互換性のあるMIDIデータを制作している際にこれでは問題がありますが、トラック毎に音色の設定イベントをいちいち打ち込んでいくのは手間が掛かります。MSSにおいては「トラック初期化情報の挿入」コマンドが用意されており、これを使用すると任意のトラックに音色等の設定イベントを一括挿入することが出来ます。手順について簡単ですが例を挙げて説明しますと、 元データ「MSS付属デモシーケンス 『Lonely planet』 Composed by Frieve-A」 あるトラックのイベントリストウィンドウを開くとこのようになっています。 まず、トラック初期化情報を挿入するトラックを選択します。余計な負荷・混乱を避ける為1チャンネルにつき1つ挿入されているのが良いでしょう。 トラックの選択が出来たら、「実行メニュー」から「トラック初期化情報の挿入」を選択します。 「トラック初期化情報」ダイアログが開きます。ここで挿入する位置や音色設定情報を設定、選択します。 あとは「OK」をクリックすれば、選択された設定情報が選択されたトラックに挿入されます。イベントリストウィンドウで確認すると ざっと説明してみましたがこのようにして「トラック初期化情報の挿入」を行うことで、SMFにおける音色設定情報の入力の手間を軽減することが可能になります。とはいえ、説明している本人にこのコマンドを使った記憶がないので間違っているという点があれば指摘お願いします。また、MSSに付属するHTMLマニュアルも合わせて確認して頂くと理解しやすいかと思います。 |